RHYMESTER プリズナー No.1,2,3 歌詞

暫存

RHYMESTER 暫存專輯

14.プリズナー No.1,2,3

作詞:S.SASAKI・D.SAKAMA
作曲:D.SAKAMA

※それは余りにも巨大な牢獄 いつになりゃあの自由に手が届く
そう 誰もが夢見てきた脱獄 だが塀の外はとてつもなく遠く
それでも鉄格子とコンクリート 看守の目
くぐり抜け勝つヒント見つけた このありふれた3人と※

あまりに長い期間ここにいると
まんざらじゃない気がしてくんだ これがまた不思議と
例えば この最初の罪人 彼にとっちゃ この過酷な獄中さえ
ただの保証された衣食住 今さらシャバで暮らすなんて苦痛
むしろ感謝することさえしょっちゅう 何不自由ねえんだ
実際 そりゃ不満もあるが しょせん小さいタテついたって ロクに得ナシ
まぁ慣れるんだ ここ独自の暮らし
つまりあのことわざ通り 住めば都 暇な時間 活かす 趣味を磨こう
仲間と手助けしあい たまにゃ楽しめる バスケの試合
何より好きな絵を描いてるうちに 忘れちまうんだ たいていの苦しみ
そんな時 彼は独り言うんだ 心の底で…オレは自由だ!

(※くり返し)

第2段落目の主人公 彼も 何かの縁で
そこの住人共の仲間入りし 喰らう クサいメシ
シャバじゃ肩書きは会計士だったってのに
それが何になる 消灯時間になりゃ不安になる
てな毎日が2年と半になる ある朝だった
彼は 生まれ変わったかのごとく 求め出す 最低の人権
ビビる仲間ら尻目に進言 看守達と渉り合い折衝 丸め込んで
逆に説教垂れて 更に求める 環境の改善 頼る仲間らに かわり代弁
独居房に押し込もうと その流れは アウト オブ コントロー ル
勝ち取った権利むさぼるように 未だ彼は高い塀の向こうに
それでも彼は今日も また言うだろう オレは自由だ!と

(※くり返し)

よっしゃ! 今度こそ間違いねえ オレの読みが正しきゃゴールが近いぜ
暗く長げえ トンネル この上じゃ きっと自由に鳥が飛んでる
捕まりゃそうとうキツい 過去25回の脱走未遂
だが やったるぜ! オレは何度でも
こんな場所にゃ ガマンならん とても
日の暮らしで忘れがち だが事実 飼われてんだ まるで家畜
何が自由だ アタマでっかち 真の自由は 隠し持つトンカチ
毎晩ベッドにゃ紙粘土の身替わり 2時間ごとの看守の見回り
うまく やり過ごすと ただ ひたすら抜け穴 掘ったんだ コツコツと
そして約半年経った この日 全て 準備が整い 深夜決行した大脱走
出口は すぐそこ さあ旅立つぞ 暗く長げえトンネル抜け出し
今世界へ 振り向くと 見慣れたあのデカい塀
中に残る仲間達に オレは言うんだ これが自由だ!
…と喜ぶこと ほんの つかの間 夜霧の向こうに見えてきたのは
さっきより 更に更に高い壁 状況は 未だに向い風
ガッデーム! まあしゃあない 前に進むしかない
こうなったからにゃ 振り向かないで目指す
未だ見ぬ 理想のユー トピア 明日はどっちだ?